私は簡単にしかも健康的に痩せるのであれば、糖質制限ダイエットが一番だと思っています。
テレビや雑誌でもちょこちょこ目にするこの糖質制限ダイエット。
たった1週間くらいでは急には効果は出ませんが、2週間もすればみるみる身体の変化に気付くはずです!
しかもすることといったら糖質を制限するといったことだけです。
でもそれだけ簡単なダイエット方法なのにどうしてそれだけ効果あるのか?
メリットだけでなくデメリットも抑えておきたいですよね?
健康的に、しかも簡単に痩せたいっていう人は必見ですよ!
目次
そもそも糖質制限ダイエットとは?
そもそも糖質制限とは、もともと100年も前から歴史があります。
今までは糖尿病の治療といえば、カロリー制限が主流でしたが最近のメタボリックの患者の増加や、血糖値の上昇に糖質請願が効果があると近年急速に見直されてきた治療方法です。
アメリカの米国糖尿病学会も2008年に食事療法として認めたれっきとした治療方法なのです。
その糖質制限を応用したのが糖質制限ダイエットです。
ダイエットとしては、低炭水化物ダイエット、低糖質食、糖質制限食などとも呼ばれています。
日本国内でも江部康二医師というお医者さんが、日本人に効果がありすぐにダイエットに挫折してしまう人にも続けられてしかも効果の出やすいダイエットとして推奨したので、急速に日本でも広がりました。
無理な運動は必要とせず、食事のあり方を少し変えるだけでできるダイエット方法として注目を集めているのです。
糖質制限ダイエットに効果があるのは糖新生という人間のすごい機能のおかげ
ではどうして糖質制限がダイエットに効果があるのかというと、それは人間に備わった機能である糖新生のおかげです。
糖新生とは、血液の中のブドウ糖が低下した時に、肝臓でブドウ糖を作りだす仕組みのことです。
ブドウ糖とはグルコースとも呼ばれ私たち人間の活動の元になるエレルギー源です。
ご飯やパンなどの炭水化物はが体内の消化酵素によって細かく分解され最も小さな分子になったもののひとつが「ブドウ糖」です。
通常、私たちの血液の中はブドウ糖が足りている状態です。
ブドウ糖が足りているので、それがエネルギーになり私たちは元気よく動くことができます。
では、エレルギーの根源である糖質を摂らないと、私たちは元気よく動くことができないのでしょうか?
いいえそんなことはありません。
先ほど説明した通り、血液の中のブドウ糖が少なくなると、肝臓からブドウ糖を作りだします。
これが糖新生と呼ばれる人間に元々備わった賢い機能です。
このときに肥満の元である、中性脂肪などの体脂肪が消費されるのです。
この機能を利用してダイエットや治療を行うのが糖質制限ということになります。
つまり糖質制限を実践して痩せる効果があるのは、この体脂肪が使われて脂肪が減っていくこの「糖新生」という素晴らしい人間に元々備わった機能を利用しているからです。
実は鯨も私たち人間と同じような機能を使って
鯨は海水で生きているにもかかわらず淡水を飲む鯨は、自分の脂肪を分解して自分の飲み水に変えるのです。
自分の脂肪を自分の生きていくエネルギーに変えるというのは、人間も鯨も一緒なのかもしれません。
糖質制限ダイエットの目安は2週間!効果が出るには少し時間がかかる!?
糖質制限ダイエットは2週間は我慢が必要です。
我慢というのは、今まで毎食ご飯やパンや麺類などの炭水化物を食べないと気が済まなかった人たちが慣れる期間です。
2週間も我慢できないという人もいるかもしれませんが、その先にある糖質制限ダイエットのメリットを知れば簡単に我慢できるかもしれません。
だって2週間を過ぎれば体は楽になり痩せるし良い変化が起こってくるのです。
糖質制限ダイエットのメリット
痩せる
お腹が空かない
眠気がなくなる
イライラしなくなる(うつ病の治療にも取り入れられている)
糖質以外のタンパク質や脂質は通常通り食べられる
健康的に痩せられる
ざっとあげただけでもこれだけですが、まずダイエットなので痩せることは当たり前です。
空腹感がなく痩せられるというのは、ダイエットが続かなかった人には大きなメリットだと思います。
また、糖質制限を行うと昼食を食べた後の眠気に襲われなくなるのです。
ご飯を食べたら眠くなくなるというのは多くの人が体感していて、お昼なんかは特に眠気がなくスッキリと次の仕事へ向かうことができます。
これにはちゃんとした理由があって、糖質を食べると血糖値が上がります。
血糖値が上がった状態で体を動かさないと、それを下げようと慌てて体がインスリンを出そうとしてしまいます。
するとそのインスリンは大量でしかも遅れて出てくるので、血糖値が下がりすぎてしまうのです。
それによって脳にグルコースがいかなくなってしまうので、眠たくなるというわけです。
糖質を制限すればそのようなことは起きません。
だから糖質制限ダイエットをすれば昼間の眠気も起きなくなるということなのです。
その他にも、精神面でイライラしくくなるということや、糖質以外は制限することなくしっかり食べられるということもメリットだと思います。
そして一番大きなメリットは健康的に痩せられるということです。
糖質制限はもともと、糖尿病の患者さんへの治療の為に考えられた方法です。
現代人は特に、飽食時代に生きているので栄養過多に陥っています。
その中でも数々の病気を引き起こす糖質は、人間にとってさほど多くは必要のないとも言われています。
糖質を摂り過ぎてしまった現代の私たちには、健康的に痩せられるピッタリな方法が糖質制限ダイエットなのです。
糖質制限ダイエットのデメリットは?
もちろん、糖質ダイエットにもデメリットがないわけではありません。
実は糖質制限には長期間にわたる実証の結果のデータ報告が少ないということです。
何より糖質は人間が生きて行く上で不可欠な栄養なため、糖質制限に否定的なお医者さんや研究者が多かったのです。
高血糖や糖尿病は薬で治すことがスタンダードだったので、糖質を制限することに注目がありませんでした。
しかもそれに加えて、今まで薬で糖尿病を治療してきた日本糖尿病学会は糖質制限に対して否定的な部分があります。
だから、長期的な検証の結果の実証がないためそこを指摘する学者さんもいます。
栄養学の観点からすれば、糖質というのは人間の生命活動には欠かせないと考えられてきたのでそれは仕方のないことかもしれません。
しかし実際にはダイエットが成功したという事例は数多くあり、それに加えて糖尿病などの疾患も改善されたという報告が多い為、お医者さんの中でも糖質制限を薦める方も増えてきているのです。
ここで気をつけたいのは糖質以外の食べ物との組み合わせです。
糖質を食べなければ肉類をどれだけ食べてもいいのかというわけでなく、豚肉や牛肉を食べすぎると心臓疾患になってしまう可能性もあるのでしっかり野菜と組み合わせて摂取していくことが大切です。
また糖質制限のダイエットだけに限らず、無理に食事制限をするとリバウンドをしてしまう危険性があります。
空腹感を無理に我慢してしまうと、いざダイエットをやめた時にリバウンドをしてしまっては元も子もありません。
しっかりデメリットも抑えて効果的に糖質制限を行いたいものです。
だからこそお腹を減らさずに糖質制限をするのが成功のコツ!
糖質制限の成功の秘訣は、お腹に空腹感を与えずに痩せることです。
まずは2週間が我慢と紹介しましたが、糖質を別の食材に置き換えるということがオススメです。
もちろん糖質は摂取するのは避けないといけませんが、その代わりに違う食材で代替すると空腹感はなくなりお腹が空くこともありません。
すでにお伝えしている通り、糖質が多く含まれていないのであればタンパク質や脂質は問題ありません。
あとは食べ合わせの問題です。野菜はたくさん採りましょう。
普通に糖質を制限すると、肉・魚・青野菜・卵以外の食品は、ほとんど食べる事が出来なくなるので、食べ合わせが難しく最初の2週間を乗り越えるのがポイントになってくると思います。
ご飯やパンや麺類の代わりに食べるものが重要になってきて、
こんにゃくや大豆や豆腐、通常のパンの代わりに、ふすまパンや油揚げ、
麺の代わりに糸こんにゃく(または白滝)など、低糖質で主食の代わりになる物を用意する事を推奨します。
その中でも、大豆で置き換えてダイエットするというのが最も健康的でオススメの方法です。
NHKのあさイチで紹介された簡単に糖質制限にできる注目の蒸し大豆はこちら
簡単に健康的に痩せられるのが一番のメリット
糖質制限ダイエットの醍醐味は、簡単でしかも健康的に痩せられるということです。
元々糖尿病の治療法を応用したこのダイエットは、食事の変えるだけで無理な運動は必要としません。
もちろん運動と一緒に行えば相乗効果が生まれますが、無理してしんどいことを行う必要はありません。
まずは主食であるご飯やパンなどの炭水化物に入っている糖質を、理想は1日20g、多くても50g以下に減らすことを目安にしてください。
急に全くご飯を抜くことに抵抗がある人は、効果は少し薄れますが徐々に炭水化物の量を減らしていくことも一つの手だと思います。
また、筋力を落とさないようにするにはしっかりとタンパク質を摂ることも忘れないようにしましょう。
ぜひともまず2週間、自分の体に変化が訪れるのか試してみてくださいね!!